僕らの事情1~寺島光介の場合~

 このお話は、書き始めたのは随分早い時期だったのですが、突如として話が進まなくなってしまい、随分と放っておいてしまいました。

 青春・友情というカテゴリにしましたが、実際書きたかったのは、光介と周平の一風変わった親子関係です。

 寺島家は、いわゆる父子家庭。女にだらしない父親と、しっかり者の息子。それを書きたかった。光介はしっかりしているけれど、彼を育てたのは紛れもなく周平なわけで。周平は、イマイチ父親らしくないですが、彼の優しさとか、要所要所で言うセリフが、光介に受け継がれているのが伝わればいいなと思います。

人は、生きているその瞬間にしか、そして目の前にいる人しか、幸せにすることができない。それは、周平が今まで生きてきた中での教訓でもあります。光介が人を大切にできる人間になって欲しいなと思いました。ただ、ちょっと光介がファザコンっぽくなってしまったのが…。みなさんは、どうお考えですか?

 実際、光介と桜の交際については、あまり深く触れられませんでしたね。ちょっとそれが残念です。また別の機会に書けたらいいなと思います。

 涼子さんと、周平の恋愛も気になるところです。おいおい発表していきます。…つまり、この作品はまだまだ続きます。スピンオフをたくさん考えております。もう、私自身のエゴですね。思いつくまま、欲望のままに書いていくつもりです。

 続編をお楽しみに。読んでくださるとうれしいです。


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01 ラプンツェル
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